「外壁塗装に失敗したくない…実際の新築外壁失敗事例を確認し対策したい!」そう思っている方も多いでしょう。
外壁を思った通りの色にして、新築の家を失敗なく建てたいですよね。

この記事では4つの事例を基に、新築外壁失敗をしないためにできる対策を解説します。
外壁に適した色・適さない色の紹介も行うのでぜひご覧ください。

新築外壁失敗の原因は4つ!後悔しないためにおすすめ色を使用しよう

新築外壁失敗の事例4つ

新築外壁で失敗しないためにも、よくある失敗事例を見ておきましょう。
4つの事例を紹介するので、外壁を考える際の参考としてください。

①色味が思っていたものと違った

よくある事例は、完成した外壁の色が思っていたものとは違う色だったというものです。
これは、小さなサンプルを室内照明の下で確認するのと、大きな家の外壁を太陽光で見るのとでは印象が変わるのが主な原因です。

また、周囲の家との比較対象で、変に目立って浮いてしまったり、逆に普通過ぎて冴えない感じがしてしまったりして失敗だったと感じる場合もあります。

②継ぎ目やひび割れが目立つ

使用する外壁素材の選択を誤り、外壁の継ぎ目やひび割れが目立つ結果になってしまった事例もあります。
施工者選びを失敗すると、このような結果になる場合もあるのです。

外壁材としてよく使われる「窯業系サイディング」では継ぎ目ができてしまい、経年劣化でひび割れが発生する懸念もあります。
業者と事前によく話し合い、シーリングレスのサイディングや、経年劣化しにくいタイルなどを検討するといいでしょう。

③色あせや変色が起きた

完成後間もなく、色あせや変色が起きた事例です。
外壁は、太陽光や雨などの外的要因から、時間の経過と共に色あせや変色が起きるようになります。

自然作用による影響は避けられませんが、外壁に使用する色によっては、長い時間を待たずに色あせや変色が起きるのです。

④汚れが目立ちやすかった

外壁を塗装した後、汚れが目立つ失敗事例もあります。
外壁は外気にさらされているため、雨風によって様々な汚れが付きます。
外壁を綺麗に清掃して保つのも大切ですが、中には落ちにくい汚れもあるでしょう。

外壁に使う色によって、汚れを目立たせてしまう恐れがあります。
白や黒といった、極端に明るい色や暗い色は比較的汚れが目立ちやすいです。

白と黒を例に、外壁に付着すると目立ってしまう汚れを表にしました。

明るい外壁の色(白)泥・砂埃・カビ・苔・藻・雨垂れ跡・排気ガス・換気扇の下の油系の汚れ
暗い外壁の色(黒)砂埃・換気扇から出る白っぽい汚れ・雨による土の跳ね返り・鳥のフン

新築外壁失敗しやすい3つの色

新築外壁に失敗した方の多くは色の選択ミスによるものです。
汚れが目立ちやすい色、塗装が剥がれやすい色合いにしてしまうと、すぐに外壁が汚くなってしまいます。
ここでは新築外壁失敗の原因となりやすい色を3つ紹介します。

①黒|白い汚れ・傷が目立つ

黒には高級なイメージがあり、選ばれる方が多い色です。

しかし、黒色は汚れや傷が目立ちやすい色でもあります。
また、他にも以下のようなデメリットがあります。

・日光を熱エネルギーとして吸い暑くなりやすい
・外壁に圧迫感を感じる

黒色を外壁に選ぶ際は、この辺りを考慮して一部分だけ塗るなどするとよいでしょう。

それでも黒い外壁にこだわりを持っている方は、純黒ではないグレーに近い黒色がおすすめです。
ネイビーやグレーなども選択肢として検討してみましょう。

②赤や黄などの派手な色|塗装が色あせしやすく長持ちしない

赤や黄色には華やかなイメージがあり、こちらも選ばれる方が多い色です。

しかし、赤や黄色は色あせや変色で退色しやすいです。
他にも派手な色なので悪目立ちするデメリットがあります。

赤や黄色を外壁に選ぶ際も、この辺りを考慮して一部分だけ塗るなどするとよいでしょう。
色あせしにくい、同系色の黄土色もおすすめです。

③純白色|汚れやすいうえに家が悪目立ちする

白色は明るくて清潔感のあるイメージですが、その反面、以下のデメリットがあるので注意が必要です。

・汚れが目立つ
・虫が集まりやすく汚れとなってこびりつく
・日光が反射しまぶしく感じるため、近隣住民とのトラブルになる恐れがある

白い外壁にこだわりがある方は、純白ではないグレーに近い白色がおすすめです。
オフホワイトやアイボリーなどを選択肢として検討してみましょう。

新築外壁に適した色を紹介

それでは、どのような色が新築外壁に適しているのでしょうか。
以上の解説を踏まえて、新築外壁に適したおすすめ色を紹介します。

・ブルー
・オレンジ
・ベージュ
・ブラウン

これらの色は、明るすぎず暗すぎず、色あせもしにくい色なのでおすすめです。
適度に外壁の色で家の個性を発揮できるので良いと思います。

新築外壁失敗をしないためのコツ3つ

最後に、新築外壁を失敗しないためのコツを3つほど紹介します。

・カラーシミュレーションを試す
・試験塗りをする
・過去の塗装事例を見るなどが大切かと思います。

外壁塗装が完成したイメージを、まずはカラーシミュレーションの画面上で確認してみましょう。
それから実際に、住宅での壁に試し塗りをしてみる、過去の塗装事例を確認するなどといった現実的な視点での考察も必要です。

まとめ

本記事では、新築外壁失敗事例を参考にして、外壁塗装をうまく行う方法について紹介しました。
新築外壁に失敗した方の多くは色の選択ミスによるものです。
失敗なく外壁塗装を行えるようこの記事を参考にしてください。