近隣とのトラブル

 

塗装工事を行う上で、近隣の方からの苦情が起きてしまうケースは多々あります。
よくあるトラブルとしては、以下のような事例があります。

 

  • 足場の組み立て、解体の音や高圧洗浄の音がうるさい。
  • 塗料の臭いにより気分が悪くなった。
  • 路上に塗装業者の車が駐車しており、邪魔になる。
  • 路上で職人がたばこを吸っている。

 

 

塗装工事も他の工事と同様、静かに行えるものではありませんし、塗料を使っている以上、周りの方へ与える影響も非常に大きいものとなります。

 

見積もりの説明不足

 

外壁塗装工事はただ単に塗る塗料の代金だけではなく、高圧洗浄代、足場代など、非常に細かく金額の計算がされるものです。十分に見積りの説明をしてもらえないのでしたら、もしかすると余分な工事代金がプラスされている可能性も。余分な工事はないか、確認するという意味でも、何にどのくらいのお金がかかっているのか、細かく説明してもらう時間を設けましょう。

 

契約後の解約で違約金が発生

 

クーリングオフは商品や権利の販売、役務に関して適用されるもの。
これは塗装においても例外ではなく、飛込み営業で、契約した住宅に関する工事ではクーリングオフが利用できるケースがほとんどです。
クーリングオフの期間は、業者側から法定書面を受け取った日から起算して8日以内(特定商取引法9条)。その際、違約金などは発生しませんので、塗装業者にクーリングオフを利用することを伝えましょう。それに弊社では、施工後にお支払い頂くのでご安心ください。

 

 

高圧洗浄の際に浸水

 

高圧洗浄を塗装業者に行ってもらった際に、水が家の中に浸入してしまう理由は大きく、2つあります。

 

・窓や鍵を閉め忘れていたため。(家主側のミス)

 

窓や鍵の閉め忘れは、水の浸入の大きな原因になります。また、同じように換気扇を回しっぱなしにしていたために、換気扇から水が浸入してしまった、という事例も少なくありません。例えば、窓やサッシ周りのコーキング部や、金属サイディングボード面、大きなクラックが入っている分などに強力な水圧をかけてしまうと、当然、サッシ周りであれば屋内に水が入ってしまいますし、金属サイディングボードはへこんでしまうでしょう。クラック部分に関しては、クラックが大きくなったり、壁の内側に水が入ったりする可能性があります。

 

・外壁の状態や箇所を考えずにすべて同じ水圧で高圧洗浄してしまう。(塗装店側のミス)

 

高圧洗浄は、外壁の状態や箇所によって、水圧を変えていく必要があります。

 

例えば、窓やサッシ周りのコーキング部や、大きなクラックが入っている分などに強力な水圧をかけてしまうと、サッシ周りであれば屋内に水が入ってしまいますし、クラック部分には、クラックが大きくなったり、壁の内側に水が入ったりする可能性があります。窓などを全て閉めた状態で、水が浸入しているのであれば、高圧洗浄の圧力や角度が悪く浸入した、という可能性が高いため、これは塗装業者側のミスであると考えられます。

 

塗装面の色あせ

 

塗り替え工事から1年も経たないうちに塗膜表面が剥がれたり、色あせが生じるなどの不具合も多く見られるトラブルの一つです。
このようなトラブルの原因としては以下の原因が上げられます。

 

■下塗材の塗る量が不足していることで、上塗材との密着性が弱くなるため。

 

■高圧洗浄を十分に行わないままに下塗材を塗ってしまった。

 

■使用した塗料の下地の素材が適合しないものを使用している。

 

また、色あせ以外にも鉄部のサビてきてしまうケースもあります。

塗り替え後1年以内に鉄部や木部にサビが出てきてしまい、見栄えが悪くなった・・・・。
このトラブルは、下地処理を十分に行っていないことが原因で起こるトラブルです。鉄部や木部は塗料の密着性を高めるために塗装面を削ったり、さび取りをする「ケレン」と呼ばれる下地調整が必要です。このケレンを十分に行っていないために、サビが出てきてしまった、という可能性が非常に高いです。